2017年7月8日、早稲田実業・清宮幸太郎(きよみやこうたろう)選手の選手宣誓と共に、第99回全国高等野球選手権大会・東西東京大会が開幕しました。
先日、乳癌のため他界した小林麻央さんがブログで綴っていた言葉に影響を受けたという清宮選手の選手宣誓は、大きな感動を呼びました。
そんな清宮選手は、1年生の頃から注目されていましたが、今年がいよいよ最後の夏となります。
今回は、そんな清宮選手について調べてみました。
■清宮幸太郎の輝かしい経歴
清宮幸太郎選手が野球を始めたのは、小学校3年生の頃。
2006年夏の甲子園決勝・早稲田実業vs駒大苫小牧戦の引き分け再試合をアルプススタンドから見ていたことがきっかけでした。
中学1年生になった頃には、すでに身長183㎝・体重80㎏と規格外の体型をしていた清宮選手。
アメリカで行われたリトルリーグ・ワールドシリーズでは、5試合で通算打率.667、3本塁打という驚異の数字をたたき出しました。
さらに、そのホームランが大会史上最長94メートルの大記録となり、それ以降、大リーグの伝説の大打者になぞらえて、和製ベーブ・ルースと呼ばれ大注目を浴びました。
また、この頃は投手としてもプレーしており、2試合で2勝0敗15奪三振と投打に活躍し、チームの優勝に貢献しました。
中学生で既に世界一を経験していたんですね!
その後、調布シニア時代にピッチャーから一塁手に転向し、持ち前の打撃にさらに磨きをかけ、中学3年生の時に全国制覇を果たします。
輝かしい経歴が並んでいて、まさに野球をやる為に生まれてきたような選手ですね!
■清宮幸太郎の甲子園デビュー
ここ数年で、こんなにも注目を集めた高校1年生は清宮選手以外いないでしょう。
高校入学直後から頭角を現した清宮幸太郎選手は、
高校の大先輩である王貞治さんが始球式を務める大会に出ないわけにはいかない
との言葉通り、1年生で甲子園デビュー。
その年の甲子園では、清宮選手見たさに多くの観客が押し寄せ、早稲田実業戦のスタンドは常に満員状態でした。
そんな中、3番でスタメン出場した清宮選手は
緊張はなかった
と話すも、初戦の今治西との対戦では3打席目まで凡退に終わります。
しかし、迎えた4打席目に見事タイムリーヒットを放ち、その日、最も甲子園が湧いた瞬間となりました。
その後、2回戦では2安打、3回戦では初ホームランも飛び出すなど、並外れた勝負強さを発揮していきます。
続く準々決勝では、2試合連続となるホームランを放ちます。
1年生の甲子園2本塁打は、1983年PL学園の桑田真澄選手以来2人目で、2試合連続は史上初の快挙でした。
準決勝で、清宮選手は仙台育英の佐藤投手に1安打に抑えられ、チームも完封負けを喫してしまいます。
敗れはしたものの、清宮選手は5試合全てでヒットを放ち、19打数9安打の打率.474、2本塁打、8打点の素晴らしい記録を残し、甲子園を後にしました。
また、それ以降の甲子園出場はというと、3年生の春に選抜に出場するも2回戦で敗退。
今年、清宮選手は主将としてチームを率いて最後の夏に挑みます。
■最後の夏、清宮は甲子園に行けるか!?
早稲田実業は清宮幸太郎選手の存在だけで、間違いなく注目度はNo.1であり、優勝候補の筆頭です。
しかし、西東京にはまだまだ強豪校が揃っていてます。
秋・春と決勝で早稲田実業に負けている「日大三高」は、エースで4番の桜井周斗選手を中心に、打倒・早稲田実業を目標に一丸となって挑んでくるでしょう。
この2校が西東京の2強と言われており、その後に、豊富な投手陣の揃った「東海大菅生」、秋・春4強の「国士館」と続きます。
さらに、昨年の優勝校「八王子」は甲子園を経験した左右のエースがチームに残っており、こちらも目が離せません。
かなりの激戦が予想される西東京大会ですが、やはり大本命は清宮選手率いる早稲田実業ではないでしょうか。
甲子園で豪快なホームランを放つ清宮選手が見たいと、応援しているファンの方も多いのではないでしょうか。
■まとめ
清宮幸太郎選手の父・克幸さんは、元ラグビー日本代表です。
清宮選手は、そのDNAをしっかりと受け継ぎ、現在は身長184㎝・体重105㎏の高校生離れした体格をしています。
小学生で野球を始めた頃から規格外の体格をしていた清宮選手は、「清宮Jr.」として常に注目されてきました。
テレビなどの取材をされる機会も多く、ビックマウス発言が「生意気だ」などと言われることもありました。
しかし、清宮選手は決して才能だけですごい選手になった訳ではありません。
幼い頃から両親に、
「他の人より努力しなさい。」「中途半端な事はするな。」
と、厳しく言われて育ったため、非常に真面目で努力家です。
そして、実際に素晴らしい記録を数々残しています。
高校通算本塁打数は100本を超え、この夏どこまでこの数字を伸ばすのか日本中が注目しています。
早稲田実業の初戦は7月15日です。
清宮選手のラストサマーがいよいよスタートです(^O^)/
□編集後記
清宮幸太郎選手が、2017年9月にカナダで行われたU18ワールドカップのために新調したバッドはこのタイプ。
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メジャーでは2015年の本塁打王で屈指のスラッガー・ハーパー選手(ナショナルズ)がローリングス社製の木製バットを使用しています。
メープル素材で、グリップは指がひっかかる「フレアグリップ」と呼ばれる形状を採用。
長さは84cm、重量はリンクの分は880gですが、清宮選手は先端をくりぬき、さらに軽量化しています(^_-)
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