高校1年生の頃から「怪物スラッガー」として、注目を浴びていた早稲田実業の清宮幸太郎(きよみやこうたろう)選手。
甲子園で清宮選手の姿が見られない今、観衆の興味は高校卒業後の進路です。
将来の夢は「メジャーリーグで本塁打王」と公言している清宮選手は、どんな進路を選ぶのでしょうか。
■清宮幸太郎の進路を予想!
清宮幸太郎選手の進路としては、今のところ「日本の大学へ進学」「プロ野球」「アメリカの大学へ進学」「メジャーリーグ」の4つの選択肢が考えられます。
これまでは、どんな超高校級の選手でも、進路の選択肢は大学進学かプロ野球、もしくは社会人野球の3つであったと思います。
「二刀流」で大活躍している大谷翔平選手も、高校卒業後はメジャーに挑戦すると公言していましたが、最終的にはプロ野球界入りしました。
しかし、清宮選手に関しては、もっと大きなスケールで活躍してくれるのではないかという期待から、自然と海外へ目を向けた話題も多くなります。
そして、何より日本人選手が高卒でメジャー入り…という前代未聞の出来事を想像するとワクワクしてなりません。
そうは言っても、やはり現実的には大学へ行って、しっかり準備を整えてからプロ入りした方が良いという意見が圧倒的に多いように思います。
一方で、同じ年に甲子園を沸かせた田中将大投手と斎藤佑樹投手の進路が、プロと大学で明暗が分かれてしまった事で、大学進学のイメージが良くないという声もあります。
また、西武の菊池雄星投手のようにプロ野球選手でありながら、大学の通信課程を選択するという道もあります。
この多くの選択肢の中から、清宮選手はどの道を選ぶのでしょうか。
■清宮幸太郎の進路に関する発言
清宮幸太郎選手は、これまで進路に関する発言をほとんどしていませんが、本人はどのように考えているのでしょうか。
数少ない発言の中のひとつは、冒頭でも書きましたが、
将来の夢はメジャーリーグの本塁打王
と、メジャーリーグへ興味津々の様子。
リトルリーグで世界一になった大会で、ヤンキーススタジアムでプレーした経験がきっかけのようです。
その頃から、父・清宮克幸さんも世界に通用する選手になるようにと、清宮選手に英語を習わせるなど、後押ししているそうです。
一方で、
東京五輪に出たい!
との発言もありました。
そうなると、メジャーに進んだ場合は出場の許可が下りず、参加できない可能性が出てきます。
東京五輪を視野に入れると、プロ野球界入りか大学進学になりますが、より出場できる可能性が高いのは大学進学です。
なぜなら、東京五輪は野球を追加種目にするためのPR活動をプロとアマとで一緒に行ってきたため、侍ジャパンもプロアマ混成チームになる可能性が高いからです。
そうなると、プロに行かなくてもアマチュア枠で東京五輪への参加はできます。
ここ最近では、西東京大会で惜しくも敗れてしまった決勝戦後に、
「この先どうしようかは考えていない」
「高校野球はこれで終わってしまったけど、まだ次がある。」
と発言しています。
しかし、今後も野球を続けると考えているのなら、おそらくビジョンがあるはずです。
その胸の内を聴ける日は、いつなのでしょうか?
■最も可能性が高い進路は大学への進学か!?
清宮幸太郎選手の進路について総合的に考えると、最も濃厚なのは「早稲田大学への進学」ではないでしょうか。
理由としては、もともと清宮選手は早稲田大学ラグビー部出身の父親の影響で、早稲田実業に入学しています。
父の母校という事で、親子そろって思い入れがあるでしょう。
また、早実の生徒は野球部に限らず、早稲田大学に進学する生徒が多く、やはりそのパイプは強いのではないでしょうか。
また、早稲田大学を卒業する事で、世間から一定の評価が得られるというメリットもあります。
さらに、清宮選手のプロ野球を不安視する声も多く寄せられています。
その理由は、「木製バットへの不安」と「守備への不安」です。
特に、守備は西東京大会の決勝で大きなミスをしてしまい、それが失点に繋がる場面もありました。
また、プロ野球の一塁手はベテラン選手や守備の苦手な外国人選手のポジションという位置づけ。
入団1年目で18歳の清宮選手に務めさせてくれる球団があるのでしょうか。
あるいは、パ・リーグで指名打者としてならば、活躍の道があるのかもしれません。
東京五輪への参加を希望している清宮選手にとっては、評価されるか分からないプロ野球へ進むより、大学進学の方が良いのかもしれません。
■まとめ
清宮幸太郎選手の進路に注目が集まっていますが、実は幼い頃からトップアスリートになる為の英才教育を受けていたそうです。
元ラガーマンの父・克幸さんと親交のあったスポーツ選手に積極的に会い、会話や表現力を磨きました。
さらに、中学時代からジャンクフードや炭酸飲料は口にしなかったそうです。
高校時代もチームメイトが学食で食事を済ます横で、フードマイスターの資格を持つ母の手作り弁当を食べる徹底ぶり。
それ以外にも、一流アスリートが通うトレーニングジムへ通い、自宅ではストレッチや鍼やマッサージといったメンテナンスも欠かしません。
あの輝かしい記録の数々の裏には、多くの人の支えと清宮選手の努力があったのですね。
これから、ますます周囲が賑やかになると思いますが、自分で納得の道に進めるよう願っています(*^^*)
◆編集後記
清宮幸太郎選手が、2017年9月にカナダで行われたU18ワールドカップのために新調したバッドはこのタイプ。
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メジャーでは2015年の本塁打王で屈指のスラッガー・ハーパー選手(ナショナルズ)がローリングス社製の木製バットを使用しています。
メープル素材で、グリップは指がひっかかる「フレアグリップ」と呼ばれる形状を採用。
長さは84cm、重量はリンクの分は880gですが、清宮選手は先端をくりぬき、さらに軽量化しています(^_-)
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