2017年のWBCでラッキーボーイ的な活躍を見せ、多くのファンを驚かせた小林誠司(こばやしせいじ)選手。
今回は、そんな小林選手の高校時代に迫ります!
■高校時代の成績は?
小林誠司選手は、野球の名門・広陵高校の出身です。
高校入学時は、投手兼遊撃手としてプレーしていた小林選手ですが、1年冬から中井監督の提案で捕手に転向し、2年秋から正捕手になりました。
名門・広陵高校で、捕手歴1年でレギュラーを獲るなんて凄いですよね!
小林選手の素質を見抜いていた監督の目も素晴らしいです(*^^*)
捕手に転向後、3年の春夏と2回甲子園に出場し、春はベスト8、夏は準優勝を果たします。
しかも最後の大会では、3年連続で夏の甲子園決勝進出中の駒大苫小牧高校と、春夏連覇を狙っていた常葉菊川高校を破っての決勝進出でした。
決勝戦の相手は、その年「がばい旋風」を巻き起こしていた佐賀北高校。
惜しくも夏の甲子園初優勝を逃した広陵高校ですが、準優勝でも素晴らしい結果であることは間違いありません。
また、誤審騒動のあった8回裏からの衝撃的な逆転負けは、高校野球史上に残る試合になりました。
■高校時代の打順は?
小林誠司選手の高校時代の打順は9番と下位打線を打っていました。
プロで活躍する選手としては意外ですよね。
かといって、バッティング技術が劣っているというわけではありません。
捕手という重要なポジションに集中するあまり、守備への意識の方がどうしても強くなってしまうようです。
もともと、打力アピールするような派手なバッターではなく、広角に打ち分けられる好打者タイプです。
また、小林選手は最大の武器である強肩があまりにもズバ抜けているため、そちらの方がどうしても注目を集めています。
しかし、現在、打撃面で課題があるのも事実。
正捕手としての負担も大きいですが、頑張って欲しいです!
■高校時代の通算本塁打数は?
小林誠司選手の公式戦での高校通算本塁打は1本です。
しかし、その本塁打がとてつもなく大きな1本でした。
高校3年夏の広島大会決勝戦。
延長戦に突入した11回、左翼ポールぎりぎりに吸い込まれていった小林選手の本塁打が決勝点となり、甲子園出場を決めたのです!
その試合、自らのミスで失点を許してしまっていた小林選手は、塁に出ることだけを考えてバットを振りました。
このホームランの時は、普段あまり感情を表に出さない小林選手が、高々とガッツポーズをし、顔をほころばせました。
この小林選手の本塁打がなければ、あの夏の甲子園での激闘は実現しませんでした。
WBCでの活躍といい、小林選手は大舞台に強いんですね(*^^*)
■まとめ
高校時代を、名門・広陵高校で過ごした小林誠司選手。
多くのプロ野球選手を輩出している学校ですが、小林選手のチームメイトは特にプロへ進んだ選手が多いです。
高校時代に小林選手とバッテリーを組んでいた野村祐輔投手、主将で三塁手の土生正平選手、1学年下で遊撃手の上本崇司選手です。
3人とも現在は広島カープでプレーしています。
また、最近では1学年上の吉川光夫投手が巨人に入団したことで、広陵バッテリー復活が実現しました。
同じプロ野球界に、これだけ多くの高校時代のチームメイトがいることはすごく心強いと思います。
高校時代のようにお互い切磋琢磨して、たくさん活躍して欲しいです(^^)/
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