「20年に1人の逸材」と言われ、プロ野球界だけでなくメジャーリーグ球団からも注目されていた、速球派左腕の菊池雄星(きくちゆうせい)選手。
今回は、菊池選手の高校時代にスポットを当てみました!
■高校時代は同年代が「菊池雄星」世代と呼ばれる
菊池雄星選手は1991年生まれ。
その菊池選手と同学年の選手は『菊池雄星世代』と呼ばれています。
この世代は、3年生の夏の大会に参加した野球部員数が歴代で2番目に多く、プロ注目の好選手がとても多い年でした。
例えば、横浜DeNAの筒香嘉智選手や、広島カープの堂林翔太選手、中日の岡田俊哉選手、福岡ソフトバンクホークスへの今宮健太選手など。
名前を挙げればキリがないほど大豊作の世代です。
この、そうそうたる顔ぶれが揃った世代の象徴が菊池雄星選手ということです。
高校時代の菊池雄星選手が、どれほどすごい選手だったのかが分かりますね(^^)/
ただ、最近は筒香選手の活躍が著しく、『筒香世代』に変えた方が・・・なんて声も。
菊池選手には、そんな声を吹き飛ばすような活躍を是非見せて欲しいです!
■高校時代の捕手とは最強のバッテリー!
高校時代に菊池雄星選手の女房役となる捕手を務めたのは、千葉祐輔選手でした。
実は、この2人は小学校の頃からバッテリーを組んでいました。
バッテリー歴、なんと10年!
高校に入り、どんどん球速を増していく菊池雄星選手に思いっきり投げてもらうために、千葉選手は努力を重ねました。
特に、パスボールは絶対にしないよう、ワンバウンドのボールを体で止める練習には力を入れたそうです。
その成果は、甲子園でしっかりと現れました。
本調子ではなかった菊池選手のボールを、何度も体を張って止め、決して後ろには逸らしませんでした。
また、千葉瀬選手は6番ながら全試合でヒットを打ち、バッティング面でも菊池選手を支えました。
そんな2人の絆は強く、お互いに最高のバッテリーだと話していました。
■高校時代に残した名言
高校時代から、菊池雄星選手の言動は日本中の注目の的でした。
雑誌やテレビのインタビューの中で、名言と言われる発言も沢山ありました。
今回は、その中から1つだけご紹介します。
悔しさだけで、あんなに泣いたりしない
これは、最後の夏に準決勝で中京大中京に大敗した後の菊池選手の言葉です。
前の試合で、背中の痛みを訴えて途中降板した菊池選手は、この試合、4回裏2死満塁のピンチの場面でリリーフ登板しました。
結果は、三塁打を打たれ、次の回にはホームランを浴び、わずか11球でマウンドを降りる事に。
試合後、大きな声を上げて涙を流す菊池選手。
悔しさではなく、もうこのメンバーで野球ができない寂しさや、達成感など、色んなものが混じりあって放心状態だった。ああいう涙はもう流せないと思う
と、話していました。
高校生活の全てを懸けて日本一を目指す高校球児たち。
そんな球児たちにしか流せない涙があり、それもまた高校野球の魅力の一つなのかもしれません。
■まとめ
今シーズンは、2年連続の開幕投手や4年ぶりの完封勝利など、幸先の良いスタートを切った菊池雄星選手。
高校時代は、メジャーリーグにも挑戦したいと話していましたが、今もその気持ちは変わっていないのでしょうか。
あの菊池選手が高校3年生だった夏の甲子園の時のように、また日本中を沸かせるピッチングを見せて欲しいです!
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