知人に相談され、大分県で「野球肘」に対応してくれる専門病院を探す機会がありました。
とりあえずネットで「野球肘 病院 大分県」と検索。
一番上に表示されるのは、某社の病院紹介サイトですが、163件の病院を表示しています。
これって、大分県にある整形外科のクリニック・病院の数とほぼ一致してるんですね。
しかも、上の方に出てくるのは、大学病院や旧国立病院など大手の病院ばかり。
“とりあえず、大きな病院へ行ってください”
的な発想で、これじゃあ、野球肘に詳しい先生がいるのかなんて分かりませんよね。
なので、独自に調べた結果をご紹介しておきますね。
◆猿渡整形外科スポーツリハクリニック
大分市東部の大在(おおざい)エリアにあるこちらのクリニック。
院長の猿渡(さるわたり)先生は、日本整形外科学会、日本手外科学会(専門医)、整形外科スポーツ医学会(スポーツ医)、日本肘関節学会に所属しています。
日本手外科学会の専門医は、大分県で9人。
整形外科スポーツ医学会のスポーツ医は、大分県で10人しかいません。
特筆すべきは、無料で『野球肘検診』を行っていること。
“野球肘は、症状のない早期に発見すれば、90%が自然治癒する”
とされており、特に小学校高学年の検診を呼びかけています。
◆西別府病院
西別府病院の正式名称は『独立医療法人国立病院機構 西別府病院』。
名前のとおり別府市内にある旧国立病院ですが、「西」というよりは「中心部」に位置しています。
一般の整形外科と別に「スポーツ医学センター」という専門組織を有し、4人の専門医師が担当しています。
スポーツ医学センター長の松田貴雄医師は、なでしこジャパンのチームドクターなどを経験しており、著書も多数あります。
さらに全国的にも珍しい「野球医学科」を2016年4月に開設し、馬見塚尚孝医師が担当。
馬見塚先生はかつて甲子園を目指したプレーヤーで、日本体育協会公認スポーツドクターでもあります。
『野球医学の教科書』『高校球児なら知っておきたい野球医学』などの執筆もあり。
2016年度の総延べ手術件数は66件で、うち肘は23件の手術を行いました。
野球外来では、治療プログラムの一環として投球動作指導を行っています。
◆まとめ
という訳で今回は、大分県で野球肘に対応してくれる、専門のクリニックと病院をご紹介しました。
猿渡整形外科では、3ヶ月に一回のペースで「野球肘検診」を行っているようです。
ピッチャーじゃなくても、症状がない状態でも、一度受診してみられては如何でしょうか?
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